年度またぎ例や、治療ステージ例。不妊治療助成金のやり方を調べてみた。

体外受精の助成金申請って、ややこしいですよね。自分の治療例を元に、お得な申請方法を考えてみました。

注)私は山口県に住んでいます。特定不妊治療助成金の内容は全国共通ですが、手続き方法は、各都道府県によって異なる可能性があります。

アラサー不妊治療ブログ 妊活26か月目 番外編②

特定不妊治療助成金。申請のタイミングに悩む。

今後、私の治療スケジュールは、下記の治療例になる可能性があります。

<治療例>

2016年
7月:採卵、8月:休み、9月:移植、10月:移植、11月:採卵、12月:休み、1月:移植

(7月の採卵で、凍結胚2個作成)

不妊治療の助成金は、7~9月の1回目で、30万円が助成されます!

その後は…

移植は1回につき、7.5万円が助成。採卵~移植は、1回につき、15万円が助成されます。私は、通算6回まで助成されます。注)私は平成28年度以降、初めて助成を受ける、40歳未満の人です

思ったのですが、、

保健所の職員さんの話では、「申請された通りにお手続きします。」とのことだったので、どの治療分を申請するかは、患者や病院次第じゃないかなと思います。

つまり、

毎回の治療分を申請しなくても、移植のみの7.5万円分は申請せずに、採卵~移植の15万円分だけを申請する、という方法も、やろうと思えばできるんじゃないかな?
6回の助成に、期間制限はないですから。移植の7.5万円で使うより、採卵~移植の15万円で使う方が、お得ですよね!(移植5回:7.5×5=37.5万円。採卵~移植5回:15×5=75万!)
ただし、「治療を終了した日の属する年度内に提出が必要」なので、申請期限と相談しながら決める必要ありですが。

うーん…どの治療分を申請するかって、難しいですね。治療が長引くかなんて、分からないもんね。
頭の片隅に入れておく程度かもしれません。。

医療費控除がからむと面倒くさい。

★年度越えの場合

治療例のケースだと「12月をまたいで採卵~移植を行う」ことが判明!医療費控除は12月締めだけど、助成金は3月締めです。つまり、12月中に採卵の治療費を払うけど、その助成金が振り込まれるのは、年が明けて移植をした後になります。この場合、医療費控除の書き方はどうなるの~!?

そこで、税務署に確認しに行きました。

私「例えば、11月に採卵・全胚凍結で40万支払って、1月に凍結胚移植で15万支払った場合、医療費控除の書類はどう書けばいいですか?15万円の助成金は、採卵~移植をして、初めて申請することになります。」

職員「その場合は、歩合で助成額を出すことになります。H28年度の申請で、40万(採卵)/55万(採卵~移植)×15万(助成金)=10万9090円の助成額。H29年度の申請で、15万(移植)/55万(採卵~移植)×15万(助成金)=4万910円の助成額です。(1円単位は、どちらの年に入れてもいいそうです)」

ちょー面倒くさい…と思ったので、採卵・全胚凍結の時点で申請書が書けないのか、セントマザー病院に確認しました。

★治療ステージと助成対象

私「助成金の申請書は、D:採卵~胚凍結の治療ステージでは書いてもらえないのでしょうか。病院HPには、「採卵後、全胚凍結を実施した場合は、凍結胚移植を行った時点で申請書をご提出下さい。」とありますが、「D:体調不良等により移植のめどが立たず治療終了」でも、申請可能のようです。OHSSは、体調不良には入らないのですか?」

事務「それは難しいと思います。OHSSで、1~3周期程度間隔をあけて移植する場合は、B:凍結胚移植の治療ステージに含まれます。Dは、持病等で不妊治療の継続が困難な方が対象になります。基本は、移植をした時点で、助成金を申請をすることになります。」

納得しました(>_<)移植をしてからの申請が原則のようです。しかも、事務の方のお話だと、「採卵を2回して複数個を体に戻したり、何年も前の凍結胚を戻したり…色んなケースがあるので、移植をしてからの申請をお願いしています。」とのことでした。想像以上に、色んなケースがあるようです。

 

その後、保健所の職員さんに確認した内容も、ご紹介しますね。

保健師「採卵・受精後、1~3周期の感覚を空けて、母体の状態を整えてから胚移植をされる場合は、B:凍結胚移植のステージになります。もし、採卵だけをして胚を凍結し、数年後に母体に戻した場合は、C:以前に凍結した胚移植のステージになります。数年間という月日は、母体を整えるためとはみなされず、B:凍結胚移植には該当しません。」

第二子のため、もし採卵だけして数年後に戻したらどうなりますか?と聞いたところ、こんな回答でした。
採卵分のお金は助成されず、少し損をするみたいですね。。

まとめ

助成金も医療費控除も複雑。

確定申告は、治療費&助成金額が確定してから、空いた時期に書類を税務署に持って行って、教えてもらいながら申請すると確実だと思いました。

還付手続きは、4月以降の申請でOK(給与収入のみに限る)、5年分までさかのぼって手続き可能です。

いろいろありますが、全ては12月の状況次第ですね。 一番の願いは、今の凍結胚で妊娠・出産することですね♪

あと、ふるさと納税もしたいけど、医療費が分からないと上限もはっきりしないと思い、もう少し様子見です。詳細は、こちらのブログで⇒ 上限を計算してみた!医療費控除しながら「ふるさと納税」を試みる。

いろいろ考えた月でした(´・ω・)

★その後、医療費控除の確定申告をしました!詳細はこちら↓↓↓ 

確定申告したよ!記入例「医療費控除・ふるさと納税」をご紹介。

 

画像出典:治療ステージ

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