男性不妊で人工授精しました。運動率や確率の医師解説まとめ。

人工授精2回目のブログです。精子無力症で薬を飲み始めて3か月目、泌尿器科で問診も行いました(医師解説)。

★ごめんなさい、濃度や運動率別の成功率は載せていません(私も分からない…)。ただ、

  • 妊娠しやすいのは、精子濃度4000万/ml、運動率50%以上。
  • 人工授精は、精子濃度が1000万/ml以下、運動率40~50%以下の場合、極端に成功率が下がる。

と言われています(不妊治療本情報)。

アラサー不妊治療ブログ 妊活19か月目

人工授精二回目。濃縮で数値が改善した!

今月の治療スケジュールです。
Natural AIH ② (自然排卵、夫の精子での人工授精)

生理周期   日付   診察内容   診察費用   薬費用  
保険適用  自己負担
10 H28.2.18(金) 超音波検査 1810円  ―
14 H28.2.22(月) 超音波検査、ゴナトロピン注射 420円
15 H28.2.23(火) 超音波検査、人工授精 420円 6156円 320円
16 H28.2.24(水) 超音波検査 220円  ―

費用総額は「9346円」でした。うち、6156円が自己負担額です。

具体的な人工授精の流れは、こちらのブログをどうぞ↓↓↓

人工授精の痛い体験談と、私が不妊離婚しかけた理由。

 

2016.2.18(金) 生理周期10日目

~これまでの流れ~

  • 精子の運動率40%以下なので、人工授精が有効と判断されました。
  • 以前クロミッドを飲んで、卵が複数出たので、しばらくクロミッドなしになりました。
  • 1回目の人工授精は、濃縮しても運動率30%で撃沈しました。

そして、生理が来たので病院に来ました。二回目の人工授精です。

医者「超音波検査の結果、右の卵胞が12mmですよ。少し育ちが遅いかな?」

12mm…。月曜日に急にAIHになったらどうしよう。旦那に昼から「仕事抜けて採取お願いね^^」ってムリやで(爆)
とりあえず、月曜日に来るように伝えられました。

 

2016.2.22(月) 生理周期14日目

医師「卵胞が19mmですね。hCG注射をうちましょう。」

私「あっ、今日旦那が休みをとったのですが、午後からAIHをすることは可能ですか?」

医師「それは早いでしょう。明日か、遅くても明後日ですね。」

今日AIHになる可能性を考えて、旦那が休みをとってくれました。でも、明日になりました。申し訳ないです(>_<)
ゴナトロピンを打って終了です。

 

2016.2.23(火) 生理周期15日目

AIH当日。精液検査はこんな感じ。

大学病院下限基準値 処理前  処理後
 ―  1.9ml  ―
濃度 1000万/ml 以上 5000万/ml 3000万/ml
運動率 50%以上 40% 90%

 

医師「運動率40%ですが、50%以上は必要ですね。でも、濃縮したら90%になったので大丈夫ですよ。さっそく人工授精しましょう^^」

本当にっ!?運動率が回復した!!(°□°ノ)ノ

前回は、濃縮前20%、濃縮後も30%でした。今回は、濃縮前40%、濃縮後90%。こんなに差があるものか先生に聞いたけど、明確な回答はありませんでした。体調とか、要因はさまざまなんだろうな。でも、うれしい!!

医師「まだ排卵していないので、明日また確認しましょうね。」

内容を簡略化していますが、前回と同様、人工授精は激痛だったと伝えさせてください(ノ_<。)椅子にしがみついて耐えていました。詳しくはこちら⇒人工授精の痛い体験談

 

2016.2.24(水) 生理周期16日目

AIHの翌日の超音波検査

医師「まだ卵胞が残っているかもしれません。排卵しにくいのかも。今後同じようなら、対応を考えましょう。」

…何ですと!?

基礎体温で体温が上昇しているのに、排卵していない状態を、黄体化未破裂卵胞(LUF)といいます。原因不明不妊の一つらしいです。ただ、残像確認って、エコーで水が残っているかを見るだけなので…判断が難しいみたい。

基礎体温グラフはこんな感じ。

AIH2回目

私、毎回緩やかに基礎体温が上がるんですよね。この日は、体温が上がる途中だった。hCG打って、48時間経つのに排卵が起きないのは微妙らしい&リセット後に卵の残像持越しはなかったです。何とも言えないですね(>_<)

この月は、28日でリセット。ちょっと期待したけど、ダメでした。

泌尿器科での問診

2016.3.8(火)

~3か月前の初診(初診のブログはこちら)~

  • ホルモン値に異常なし、精索静脈瘤なし。原因不明の精子無力症(運動率10~40%)と診断されました。
  • メチコバール(ビタミンB12)、カリクレイン(血流改善薬)を処方されました。現在、服薬中。
  • 今後は、人工授精時の結果を見ながら、経過観察になりました。

という訳で、今回、精液検査の結果を見せに来ました。(ちなみに、旦那は32歳です。)

検査項目    大学病院下限基準値(人工授精)    人工授精1回目   人工授精2回目 
処理前 処理後 処理前 処理後
1.9ml 1.9ml
濃度 1000万/ml 以上 3000万/ml 3000万/ml 5000万/ml 3000万/ml
運動率 50%以上 20% 30% 40% 90%

 

医者「おっ!改善してきていますね!薬の効果でしょうね。このまま飲み続けてくださいね^^」

<理由>
精子ができるまで、74日かかります。
人工授精1回目の時は、薬を飲み始めて74日以内で、2回目の時は、飲み始めて74日以上でした。
1回目よりも2回目の方が、精子の状態が改善しました。
よって、精子状態の改善は、薬の効果によるものと判断されました。まだ下限値ないけど、一歩前進です!

 

旦那「ちなみに、薬を飲むくらいしか、治療方法は無いんでしょうか?

医者「そうですね。」

ホルモン値に異常はないし、精索静脈瘤もなかったし。タバコも吸わないし。これ以上の治療は無いようです。。 (旦那は、手術しなさいと言われないか不安で聞いたらしい)

 

私「今回、AIHの次の日に、排卵してなかったかもしれないんです。AIHから時間が経ってしまうと、精子の受精能力が落ちたりするのでしょうか?

医者「いえ、精子は子宮内に2~3日は留まるから、1日くらい遅れても関係ないですよ。」

排卵が遅れたかもしれないけど、少々大丈夫みたいです。しかも今回、排卵してなくて凹んでいた私を見て、旦那がAIHの次の日もタイミングをとってくれたんです(優しい!)。でもダメだった~。これはもう仕方ないです。。

 

医者「次は、3回目の人工授精をするんですよね?婦人科の医者は「実施した回数」で数えたがるけど、「運動率がいいときの回数」で数えるべきですよ!」

あ、泌尿器科から婦人科への、「あんたら男性不妊を考慮した上で、治療方針決めなさいよ!」という愚痴ですね~。

医者「妊娠は、確率の問題ですから。人工授精を2回しているけど、1回目は運動率が低いので、運動率がいい回数で数えると1回のカウントですね。これで5回くらい実施してダメなら、ステップアップした方がいいですね。」

男性側の問題を無しにして、私の問題だけで、人工授精で妊娠するかを見極めなさい、ってことですね。 確かに、無精子症じゃない限り、私の年齢(30歳)なら、自然妊娠する可能性も残されているから。

でも、精子の状態がいいにも関わらず、人工授精5回程度で妊娠しなければ…私に問題があるかもしれませんね。人工授精は、受精障害や、キャッチアップ障害の壁は越えられないです。回数を重ねるより、さっさと特定不妊治療に移った方がいい。

まぁ、人工授精の累計妊娠率は10%程度らしいですけどね。どうにか望みをかけていきたいと思います!

その後のお話を、追記。ステップアップを決意した。

人工授精は5回しましたが、全滅しました(T_T)

検査項目    大学病院下限基準値(人工授精)    人工授精3回目   人工授精4回目    人工授精5回目  
処理前 処理後 処理前 処理後 処理前  処理後 
2.3ml 1.2ml 2.5ml
濃度 1000万/ml 以上 1800万/m 1800万/ml 1200万/m 2800万/m 1800万/ml
運動率 50%以上 56% 44% 90% 32% 80%

正直…人工授精2回目の結果が一番良かったです。人工授精5回やって、1回目×(運動率30%)、2回目○、3回目△(低濃度)、4回目△(低濃度)、5回目○って感じ(濃縮後)。

婦人科の先生が言うには、「ステップアップする場合、体外受精は、ぎりぎり受精するかしないかでしょう。精液状態が悪い時にあたると、厳しいと思います。そうでなければ、まぁ大丈夫だと思いますよ。1回やってみていいと思います。そこで受精しなければ、顕微授精になりますね。初めから顕微授精を希望する場合は、転院になります(この病院は、顕微授精に対応していない)。」

この結果を泌尿器科の先生に見せたところ、「あと2回くらいは人工授精をする意義はありますね。1回目は無視して、数えるなら4回というところでしょうか。でも、女性の年齢は待ってくれないからね。顕微授精のタイミングも重要だからね。精液濃度が低いと、妊娠の確率はかなり減るしね…。」「ステップアップするなら、体外受精と顕微授精、両方できる施設がいいでしょうね。まぁ、体外受精でも受精はすると思うけどね。」と言われました。

「精液状態がいい状態で人工授精5回」と言われましたが、ベストな精液状態になりづらいし、私も排卵しない疑惑が結局2回起きたためか…人工授精の続行について、強くは言われませんでした。

【まとめ】人工授精は、濃縮して、体外受精で受精するくらいの回復力でした。

今後、「体外受精と顕微授精が両方できる病院」に転院します。がんばります。(2016.5.27追記)

 

★その後の「顕微授精の結果」もまとめています(2017.9.25追記)↓↓↓

体外受精1回目のブログ。セントマザー病院の費用など、総まとめ!

 

★「有名専門病院の男性不妊解説」もまとめています↓↓↓

男性不妊と低いAMH数値で、妊娠を目指すブログ(体外受精)

 

★あと、コエンザイムQ10も始めました!40歳未満の精子無力症の方、おすすめです↓↓↓

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