上限を計算してみた!医療費控除しながら「ふるさと納税」を試みる。

ふるさと納税の控除には上限があります。医療費控除で所得・住民税が減ると、税金が軽減される上限も減ることになります。

今回は、「医療費控除の金額と、ふるさと納税の限度額の具体例」をご紹介します。(2017年更新済)

アラサー不妊治療ブログ 妊活21か月目 番外編②

医療費控除の存在を忘れていた。

2016年4月。そろそろ、ふるさと納税しようかな~と思って、お礼の品を選んでいました。

旦那にねだって選んだのは、柑橘セット!私は柑橘系大好き♪ワインも大好き(´▽` *)

1万円の振込を済ませてルンルンでいたら…ふと思い出しました。

私、不妊治療中だった。夏から、体外受精か顕微授精に進むかもしれない。今後赤ちゃんができたら、出産費用や入院費がかかるかもしれない。10万円超えるじゃないか。医療費控除とふるさと納税を同時にすると、何か影響ってあるの!?

という訳で、併用時の限度額をシュミレーションしてみました。

結論を先にいうと。。

かかった医療費によって、税金から軽減される寄附金の上限額に、数千円~数万円の差が出てきそうです。

【具体例】医療費控除の金額と、ふるさと納税の限度額はいくら?

今回は、こんな家族例で計算しますね!

★年収500万の会社員

  • 夫婦二人暮らしで、妻は専業主婦  ⇒基礎控除38万、配偶者控除38万
  • 社会保険料は70万円
  • 生命保険料・地震保険料の控除額は5万円
  • 住宅ローン控除はなし

⇒所得金額は195万です。(給与所得346万ー配偶者控除38万ー社会保険料70万ー生命保険料5万ー基礎控除38万)

シュミレーションには、ふるさとチョイス医療費控除簡単計算のサイトを利用します!

1.医療費が9万7500円以下の場合

所得金額が200万以下なので、医療費の控除額は、9万7500円になります(195万×5%)。つまり、10万円じゃなくて9万7500円超の医療費に対して、医療費控除が使えます。2500円分、お得です!

逆に、医療費の自己負担額が9万7500円以下の場合は、医療費控除はなしになります。

医療費控除なし

医療費控除がない場合のふるさと納税限度額は、49,705円になりました。

2.出産で62万円かかった場合

きっと、帝王切開ではこのくらいかかりますよね。保険金でプラスになる場合が多いらしいですが。出産育児一時金は、42万円もらえます!

医療:医療費控除10万

医療費控除の還付金は、15,375円になりました。

次に、ふるさと納税限度額の計算です。
医療費控除の対象金額は、「かかった医療費62万ー受け取った保険金42万ー9万7500円」で、10万2500円です。

ふるさと:医療費控除10万

62万円の医療費(自己負担20万円)のふるさと納税限度額は、46,690円になりました!あまり変わらないかも。。

注)帝王切開の場合、高額療養費があるため、実際の医療費は低くなります。

★出産費用の節約方法はこちら⇒出産費用はクレジットカード払いでお得に!

★出産費用の具体例はこちら⇒帝王切開の出産費用まとめ(2017.9.7追記)

3.体外受精で100万円かかった場合

治療内容に関わらず、不妊治療の大半が、医療費控除の対象です。保険適用外(自費)も交通費(ただし公共交通機関)もいけます。
私は顕微授精をしに、県外の病院に通う可能性もあるので…このくらい医療費がかかるかも??

助成金を30万円と仮定して計算すると、

医療費:医療費控除100万

医療費控除の還付金は、90,375円になりました。9万円は大きいですね~。

次に、ふるさと納税限度額の計算です。医療費控除の対象金額は、602,500円です。医療費100万

100万円の医療費(自己負担70万円)のふるさと納税限度額は、34,911円になりました。医療費控除をすると、上限が1万5千円くらい減っちゃいました(>_<)

まとめ

かかった医療費によって、税金から軽減される寄附金の上限額に、数千円~数万円の差が出てくる。 所得金額が高い人医療費がたくさんかかる人要注意!

私は既に、1万円のふるさと納税をしましたが、これは軽減される寄附金の範囲内のようです。
よかった~!柑橘セットは怒られずに済みそうだ(ホッ)

ちなみに、医療費控除を申請する場合、ワンストップ特例制度は使えません。 ふるさと納税分と医療費控除分(住宅ローン控除が初年度ならそれも)を、合わせて確定申告することになります。

 

確定申告をしたブログも書いています↓↓↓

確定申告したよ!記入例「医療費控除・ふるさと納税」をご紹介。

簡単な確定申告法のブログも書いています↓↓↓

ふるさと納税、医療費控除、住宅ローン控除初年度の”5分でわかる”はじめての確定申告

 

お得情報

★税務署に確認したところ、「医療費控除やふるさと納税のような還付の場合、4月以降でも確定申告が可能です(給与収入に限る)2~3月は大変込み合いますので、ぜひ日程をずらしてお越しください。還付手続きは、5年分さかのぼってお手続き可能なので、急がれる必要もありません。」と言われました。時期をずらした方が、絶対得です!!

★ふるさとチョイスのシュミレーションでは、住宅ローン控除併用の計算は、正確にでないみたいです。 住宅ローン控除がある人の上限はどうなるの!?という方、こちらの記事がおススメです♪
住宅ローン減税利用者が「ふるさと納税」で損しない為の方法!

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