うーん、家建てたし、医療費もかかったから「確定申告」しなきゃいけないけど…具体的にどうやってするの!?(;´・ω・)
ふるさと納税もしたけど、確定申告する場合は…どうなるんだっけ(゚д゚)!?
そんなあなたに、5分で分かる確定申告方法をご紹介します☆(2017年、内容更新済)
今回ご紹介する方法は、「年末調整済の、会社員・公務員の方」、かつ、以下の3つのうち「1つでも当てはまる方」の向けの内容です。
- 家を建てた(住宅ローン初年度だった)
- 医療費が10万円を超えた(医療費控除がある)
- ふるさと納税のワンストップ特例の条件からハズれた
1、家を建てた「住宅ローン減税」
家をたてるのにローンを組みますね。「住宅ローン減税」を初年度に確定申告すると、10年間納税額が少なくなります。
家を建てたら翌年に”一回だけ”確定申告する
2、医療費が10万円を超えた「医療費控除」
医療費がかさんでくると、納税額を少なくすることができます。
医療費10万円超えたら翌年に確定申告する
3、ふるさと納税のワンストップ特例の条件からハズれた
ワンストップ特例を利用するためには、「確定申告をしない」という条件があります。以下、ひとつでも当てはまると、ワンストップ特例は使えません。
- 住宅ローン減税を利用した(要確定申告)
- 医療費控除を利用した(要確定申告)
- ふるさと納税申し込み件数6件以上になった(要確定申告)
確定申告をする場合はワンストップ特例は使えない
税金って、
「収入」-「経費」=「所得」
と計算されて、所得が多いほど、給料からたくさん徴収されます。
つまり、経費(家を建てた、医療費かかったetc)を申告しないと、多くの税金が取られてしまいます!
「経費」を確定申告して、多く払った税金を取り戻しましょう(`・ω・´)
では、具体的な手続き方法をご説明していきますね!
「ネットで書類を作成→税務署へ郵送する」のが簡単!
確定申告には、3つの方法があります。
- e-taxを使って、家のネットで申請完了する
- ネットで書類を作成して、税務署へ郵送する
- 必要書類を持って、税務署で手続する
今回紹介するのは2番、「ネットで書類を作成して、税務署へ郵送する」方法です。
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1番の「e-taxを使って、家のネットで申請完了する」が便利そうですが、2つのものを用意しなければなりません。
- 公的個人認証に基づく電子証明書(マイナンバーカード・住基カード)
- ICカードリーダライタ
マイナンバーカードをお持ちの方は、「家のネットで書類を作成する」までは同じ手順なので、途中までご参考くださいね☆
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必要書類を準備しよう
必要になる書類はこちら。7枚の書類を揃えます。作成が必要なのは、医療費の書類と、確定申告書類のふたつです。
- 源泉徴収票(原本)
- 還付金振込用銀行口座の通帳
- ふるさと寄付金受領証明書(ふるさと納税控除用)
- 1月1日から12月31日までの医療費領収書(医療費控除用)の作成
- 住宅ローン控除の方は、フラット35のHPを読む。
- 確定申告書類の作成
- マイナンバーと本人確認書類
1.会社から源泉徴収票を入手しよう
会社から給料明細と一緒に、もらってあると思います。世の中には源泉徴収票渡さないところもあるみたいですね(その場合は会社に請求してください)。
源泉徴収票が「収入」の書類です。
2.銀行口座の通帳を用意しよう
確定申告すると税金が現金でもどります。現金の受け渡しは、銀行口座振り込みです。
還付金は銀行振り込みになる
3.ふるさと納税寄付金受領証明書を用意しよう
ふるさと納税すると、納付先から特産物とは別に手紙が届きます。
ふるさと納税(経費)の証拠を用意する
4.医療費控除の書類を用意しよう
医療費控除は書類の作成が必要になります。
医療費(経費)の証拠を用意する
医療費控除の書類の作成方法
確定申告のために医療費控除の書類を作成します。医療費控除には「下準備」が必要になります。まずはレシートを用意します。
治療費以外も医療費になる
- 市販薬
- 通院の交通費
- 入院時の食事代
なども医療費になります。レシートがある場合に有効です。
医療費計算、確定申告入力方法
計算には、医療費集計フォームをダウンロードして計算します。確定申告書を作成するときに、データを読み取ってくれるので便利です。
また、領収書をなくした方は、病院にお願いしたら、今年分の領収書を1枚にまとめてくれるはずです。
●おすすめな医療費集計フォーム作成方法
確定申告の入力時に、医療を受けた名義ごと、病院ごとに内容の確認を求められます。
そこで、家族の名義ごと、さらに病院ごとにレシートを分別する→レシートに番号付け→レシート番号順に集計フォームに入力→計算します。
- 医療を受けた人+病院や薬局、医療機関 でレシートを分別する
- レシートに、ペンの色を変えて、通し番号を記入する
- 通し番号ごとに、情報を入力していく
- 医療を受けた人ごと、病院ごとに、合計金額を出しておく
▲確定申告入力画面、医療を受けた人、病院などの名称で計算する。
(出典:国税庁HP)
(参考)補填される金額って?
保険金などで補填される金額とは、次の(1)から(4)に当たるものをいいます。
(1)生命保険契約や損害保険契約に基づき医療費の補填を目的として支払を受ける医療保険金や入院給付金、傷害費用保険金など
(2)社会保険や共済に関する法律やその他の法令の規定に基づき、医療費の支払の事由を給付原因として支給を受ける給付金
例えば、健康保険法の規定により支給を受ける療養費や出産育児一時金、家族出産育児一時金、家族療養費、高額療養費、高額介護合算療養費など(3)医療費の補填を目的として支払を受ける損害賠償金
(4)任意の互助組織から医療費の補填を目的として支払を受ける給付金
※ 保険金などで補填される金額は、その給付の目的となった医療費の金額を限度として差し引きますので、引ききれない金額が生じた場合であっても他の医療費からは差し引きません。
支払った医療費を超える補てん金の取扱いについては、よくある質問「支払った医療費を超える補填金」をご覧ください。※ 保険金などで補填される金額が確定申告書を提出するときまでに確定していない場合には、その補填される金額の見込額を支払った医療費から差し引きます。
後日、補填される金額を受け取ったときに、その額が見込額と異なる場合には、修正申告(見込額より受領額の方が多い場合)又は更正の請求(見込額より受領額の方が少ない場合)の手続により訂正することとなります。参考:国税庁
5.住宅ローン減税の書類を用意する
住宅ローンは少し手間がかかります。作成方法はフラット35のサイトに詳しくのっていたので、そちらを御覧ください。
6.国税庁のサイトで、確定申告書を作成しよう
国税庁の確定申告書等作成コーナーから作成していく方法が一番かんたんです。画面の指示に従えば2分でおわります(^^)/
手元に、源泉徴収票を用意してから確定申告書類を作ります。
まずは確定申告書等作成コーナーから作成開始をクリック。
右の書面提出をクリック。
申告書等印刷を行う際の確認事項をOKして、「事前準備終了 次へ」に進んでいきます。
すると、何の申告書を作成されるか聞かれます。
ふるさと納税、医療費控除、住宅ローン控除は、「所得税」をクリック。
サラリーマンは、青色画面をクリック。
生年月日や源泉徴収票などの基本情報を入力していくと、所得控除の入力画面に変わっていきます(住宅ローン控除は後から入力)。
ふるさと寄付金受領証明書を確認したり、医療費集計フォーラムを読み込んで、入力していきましょう。入力し終わったら、入力終了(次へ)。
すると、税額控除等の入力画面に移ります。
住宅ローン控除がある方は、この画面で入力します。必要書類を見ながら入力していきましょう。
なお、政党等寄附金等特別控除っていうのが出てきますが、無視してOKです(ふるさと納税とは関係ない。利用する人は入力する)。
★書類作成の詳細が分からない方は、こちらの国税庁HPをご覧ください
入力完了して進んでいくと、住所・氏名、振り込み口座などを入力することになります。
提出先税務署はこちら。お住まいの住所の管轄税務署へ提出しましょう。通信日付印で表示された日が、提出日になります。
最後に、帳票表示・印刷をクリックして終了です。
確定申告書類の控えの写真
まとめ
人によっては、何万円も返ってくるかも!?(*^^)v
楽しみですね♪
最後に提出書類をまとめます。
- 確定申告書
- 源泉徴収票
- ふるさと寄付金受領証明書(寄付金控除用)
- 医療費の明細表(医療費控除用)←国税庁HP(17)からダウンロード
- 医療費領収書(医療費控除用)
- 住宅ローン控除の証拠書類、くわしくは国税庁HP(22)をご覧ください。
確定申告書を作成するときに、提出書類のチェックシートが作成されるので、確認しながら用意すると取りこぼしをふせげます。
提出書類がまとまったら、郵送でも直接持っていくでも好きな方法で税務署へ提出です。近くに税務署がある場合は直接足を運んでもよいと思います(・∀・)
確定申告時期に提出しなくていい。
医療費控除も、住宅ローン控除も、ふるさと納税も…翌年に確定申告を行います。でも、これらは還付手続きなので、無理に2月3月に手続きする必要はありません(給与収入のみに限る)!
「やっぱり、やり方がよく分からないから、税務署で詳しく教えてほしい(;´・ω・)」という方。2~3月はとても込み合うので、4月以降に行かれることをお勧めします!還付手続きは、5年分さかのぼって申請可能なので、急ぐ必要もありません。詳細はこちら(還付申告について(国税庁HP))
約1か月半でお金が振り込まれる
郵送なら1か月半、e-taxや税務署での手続なら2~3週間で、所得税が還付されます。
★実際に「確定申告したブログ」も書いています↓↓↓
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