採卵日、当日の流れをまとめてみました。私はOHSSになってしまい、全胚凍結しました(涙)
目次
アラサー不妊治療ブログ 妊活2年目 第三弾
【セントマザー産婦人科医院】採卵日、当日の流れ・スケジュール。
~これまでの流れ~
- 「アンタゴニスト法」で卵巣刺激しました(ピル服用後)
- 卵胞が22個見られ、OHSSの危険があると診断されました
- 男性不妊があるため、採卵日当日の採精を勧められました
2016.7.6 生理周期13日目
採卵日、当日。11時までに来院するように言われ、10時半頃に病院に着きました。旦那が休みを取ってくれて、一緒に来院しました。化粧はダメと言われたけど、日焼け止めはOKと言われ、塗って行きました。
受付で、「夫婦の保険書」「夫婦の診察券」「預り金35万円」を渡したところ、分厚い書類をもらいました。内容は、「緊急連絡先」「今日の帰宅方法」「受精方法の希望」などなど。たくさんあって書ききれないなぁと思っていたら、すぐに処置室に呼ばれました。看護師さんに、同意書と自己注射キットを渡した後、またすぐにエコー診察に呼ばれました。
採卵方法は、静脈麻酔(全身麻酔)に決定。
院長「麻酔!凍結!」
採卵前の超音波検査で、院長先生が叫んでいました。画面には、たくさん卵胞が見えました。排卵済みではない様子?座薬ではなく、静脈麻酔を使うようです。
その後、4階の手術室に移動して、手術用の服に着替えました。合わせて、OHSS関連の誓約書と、静脈麻酔関連の問診票に記入しました。…私は酒飲みだから不安だったけど(お酒を大量に飲む人には、麻酔が効きにくい人もいる)、問診票OKでホッとしました。
看護師「卵管内移植は希望されないのですね。今日はご主人と帰られるのですね。」
書類を見ながら、一つずつチェックされました。合わせて、私は血液検査もされました。OHSSの危険があるからです。その後、点滴をされました。この点滴液の横から、麻酔を注入するそうです。
看護師「では、トイレを済ませられて、手術室へお入りください。」
トイレで時間を見ると、11時半でした。手術室に入って、ベットに横たわって、足と手を固定されて…。左手に点滴針で、右手に血圧測定。手術は初めてなので、ただただビックリです!
看護師「血圧はいつも高いですか?」
私「いえ、上が100もいかないくらいですね。下は忘れましたけど。」
看護師「緊張しているのか、血圧が高めですね。目を閉じて、ゆっくり深呼吸を繰り返してください。」
覚えているのは、ここまでです。
痛みは少ない。ただ、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)確定らしい。
気づいたら、病室に寝ていました。時計を見ると、13時40分。点滴液が増えていました。
看護師「気づかれましたか?今回、OHSSと診断されたので、全胚凍結になります。針を刺す回数が多かったので、点滴液も増やしました。採卵周期の新鮮胚移植はありませんが、OHSSの確認のために、病院へお越しくださいね。」
OHSS確定のようです。全胚凍結になりました。凍結に適さない卵子は、廃棄になるようです。今、症状の自覚はないんだけど…そんなにひどかったのか(T_T)
それにしても、麻酔後はもうろうとするのかと思ったら、意外と平気でした。腹痛も、生理痛レベルだし。その後トイレに行って、出血がないことを確認して、点滴の終了を待って終わりました。よっぽど人工授精の方が痛いと思いました(私はAIHが激痛な人)。
あと、ウイダーインゼリーが美味しかった♪喉も乾いていたし、お腹もすいていたし(前日23時から絶飲食だった)。持参して正解でした!
体外受精と顕微授精、両方お願いしました。
採卵後、旦那と合流して、培養士さんから説明を聞きました。旦那は12時くらいに採精したらしいです。
培養士「本日の採卵数は、17個でした。グレードは、G1、G2、G3、Dとあるのですが、G2が8個、G3が9個です。ただし、個数やグレードは、今後変動する可能性があります。」 ⇒(確かに変わりました。詳しくは、総まとめのブログへ)
採卵前は22個と聞いていたのですが、実際は27個の卵胞があったそうです。そりゃOHSSと診断されるわ…。
培養士さんと話し合って、体外受精と顕微授精、半々ですることになりました。体外受精でぎりぎり受精するかどうかの運動率って言われていたから…受精しなかったら嫌だし!受精障害もあったら嫌だし!お値段、高くつきそうだけど(涙)
培養士さんの説明の後、看護師さんから、今後の説明を受けました。3日後にOHSSの診察を受けて、6日目以降に凍結状況を確認するようです。この当たりの流れは、新鮮胚移植と全胚凍結で異なります。グレードが低いと、凍結胚移植もできなくなると思うので…不安です。
市山先生「今回、卵胞が27個できて、17個採卵ですね。あなたの年齢(30歳)だと、30個以上できる人もいますから。年齢相応の反応でしょう。ただ、OHSSで怖いのが、血栓症です。お水はたくさん飲んでください。死亡する人もいますから。」
OHSSのせいか、医師との問診時間がありました。入院はしないものの、また誓約書を書いて、3日後に診察です。予約表まで渡されました。優先度が高いようです。今月はホルモン剤の処方はなく、トミロンという抗生物質と、ペントイルという痛み止めを処方されました。
こんな感じで、採卵日は終わりました。16時くらいに終了しました。飲酒したかったけど、OHSSなので控えました(>_<)元気だったので、旦那が拍子抜けしていました。
ただ、採卵日の翌日にこのブログを書いていますが…お腹が痛いです!生理痛というより、打ち身の痛さ?炎症?もらった痛み止めを飲んで耐えています…。(追記:痛みは、採卵後2日くらいで治まりました)
次のブログで、体外受精1回目の総まとめをします!
採卵日はいつ?生理から何日目?調整可能?
ここから先は、どうでもいい話かも。
今回、採卵にあたって、旦那が「まだ採卵日が分からないの?」「採卵日って1日ずらせないの?」って毎日言っていました。実際にずらせるかどうかは、私には分からないけど…「これでも薬でコントロールできているんだぞ!生物相手に何言ってんだ!」という気持ちだったので、愚痴を書かせてもらいます。
私は、医薬品関連の会社で、医薬品なんかの原料を作る生物を、培養する仕事をしていました。排卵誘発剤の一部も、こうした技術で作られているお薬です。(食品の仕事をしていたとも過去のブログに書いているけど、それは結婚後に転職したからです)
仕事内容は、培養士さんに近かったです。生物を培養して、検査をしながら成長を確認しつつ、頃合いをみて移植って感じ。
この仕事をしていると、「採卵日って調整可能?」って次元じゃないですよ。
だって、目を離したすきに、受精卵が死んだら訴えますよね?だから、培養中は、夜中だろうが早朝だろうが、生き物の成長に合わせて仕事に行っていました。「嫁が夕食後に仕事に行くと不機嫌になる…」と悩む先輩もいました。仕事や接待で家を空けまくるので、浮気を疑う奥さんもいて、大変そうでした。
注)培養士さん達は、もっと効率よい仕事をしていると思います。私の場合は、各々の仕事内容が違い過ぎて、代わりが効かなかったんです。
だからね、2日前に採卵日が決まるって、すごく調整できている方だと思うんです。だって、夜中に電話がかかってきて「今すぐ病院に来てください。30分以内に来れなければ、妊娠できません。」なんてこと、ないですよね。生物相手の世界では、あり得ますからね。培養中は24時間、30分以内に会社に行ける状態にするのが、暗黙の了解でしたから。
以上、うんちくでした!
初めまして。山口県在住の33歳不妊治療歴4ヶ月目の者です。私がクロミッドでは卵胞が全く育たず、注射治療に切り替える為、今回主治医にセントマザーへの転院を勧められております。(当方PCOSで、OHSSの発症の可能性がある為) 今年1月に山口県に来たばかりで病院も色々探しているのですが、ブログに費用や治療の流れが詳しくありすごくありがたいです。地元での病院で卵胞チェックではなくセントマザーまで通われているんですね。。。質問ですが受診する際、先生は選べますか?
homiさん
コメントありがとうございます。山口県に慣れるのもしんどいのに、治療も加わると大変ですね…。私も以前、PCOSを疑われました(LHが高いため)。ブログは分かる範囲での内容ですが、そう言っていただけると嬉しいです^^
今回、地元の病院の都合が悪く(医師が出張だった)、地元で卵胞チェックが出来ませんでした。運が悪かったです。ご質問の件ですが、受診する際、先生は選べると思います。受診票の記入欄に、「医師の希望」とあり、他の患者さんが医師の名前を書かれているからです。ただ、私は希望をしたことがないので、詳細については分かりません。すみません><
山口県から、セントマザーに通うのは大変ですが、お互い頑張りましょうね!
まっちゃさん
ご返事ありがとうございます。質問にも丁寧にご回答いただいて、温かい言葉までかけていただき本当にありがとうございます。色々不安もありますが、私も一緒に頑張ります(*^^*)!!
homiさん 私も同じ立場の方とお話しできて、すごく励みになります。ありがとうございます(*^-^*)不安だらけですよね…。乗り越えていきましょうね!