間取り失敗例、住宅展示場で発見した感染症になりやすい「マズい」間取り

夢のマイホーム♪どんな間取りにしようか悩みますよね。住宅展示場で間取りをみるのも楽しいですね!

いろいろ見て回ると思う展示会で、さらに見てほしい箇所がひとつあります。

住宅の間取りによっては、感染症を起こりやすくする「危険な間取り」が存在します!!

今回は、私が住宅展示場で感じた「こりゃ危ないな」という間取りと共に、感染症のリスクを解説していきます。

キッチンは感染症の温床になりやすい

女性にとっての城となるのはキッチンです。住宅展示場で見たこともないシステムキッチンやピカピカのシンク、機能満載の収納棚と心トキメキますね~。

でも、住宅展示場で最初に見てほしいのは、そこじゃないんです!

  • キッチンにガーデニングの道具が置いておけるスペースがあるかどうか

ネギやトマトなど、ちょっとした野菜を己の力で栽培する家庭菜園が人気ですね。住宅によって、キッチンにガーデニング用品が便利に収納できるスペースが儲けられいる住宅があります♪

でもね、実はそれ、危険です。(あちゃー)

キッチンの間取りによっては、”感染症”にかかりやすくなるの知っていましたか?

なぜキッチンの間取りによって感染症になりやすくなるの?

数ある感染症のなかでも、スーパーの野菜にひょこりくっついて家に侵入してくるのが大腸菌です。大腸菌は土の中に潜んでいる可能性があります。ガーデニング用品がキッチンの中に設置されていると感染リスクが高まるのです。

また、ペットのうん○にも大腸菌いたりするので、庭でガーデニングをしているうちに、手にくっついてくる場合もあります。大腸菌の中には、感染症O157(オーイチゴーナナ)のように、小さいお子さんがが感染すると死亡しかねないものもあるので、大腸菌は危険な細菌です。

細菌の他には寄生虫、ウイルスが病原体となり、体内に侵入すると感染症を引き起こします。目に見えないインフルエンザや結核など、たくさんの病原体が世の中には存在します。からだに入ってからでは遅いのですから、事前に感染症の予防をしていなければいけないのです。とりわけ、ガーデニング用品をキッチンに置いとくのはやばいのです。

病原体は、あらゆる方法でちょっとしたことで人間に感染してしまうのです。ガーデニング用品はキッチンにないことが望ましいでしょう。

[aside type=”normal”] またウイルス性のノロウイルスは、病原菌を持っている患者さんの便に大量に含まれます。ノロに感染すると、トイレのドアノブなどにくっついたりして、家族みんなに広まる可能性があります。便座のふたを閉めて水を流さないと、ノロウイルスが飛び散り、空気中で感染する場合もあります。ノロはアルコール除菌は効きにくいため、手をしっかり洗って、感染を広げないことが大切です。

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ノロウイルスの正しい消毒法|カーペット、お風呂などはどうする?

病原菌はあなたの体を狙っている!?

キッチンで、手に病原体がついたまま料理をすると、食中毒につながります。また、トイレで手をよく洗わないと、色んな場所に病原体を広めることになります。このように、キッチンとトイレは感染症が広がりやすい場所なので、注意が必要です。

危ない家の特徴3つ

私が住宅展示場で見てきた実際に存在する感染症リスクが高まるやばそうな家を、3つご紹介。どれもこれも気にかけなければスルーしてしまう箇所ですね。

冷蔵庫とガーデニング用品を、一緒に置けるスペースがある

最近は「野菜など汚れたものをキッチンに持ち込みたくない」「景観をよくしたい」という理由で、冷蔵庫を裏口スペースに置ける間取りが出ているそうです(図参照)。その空間には、ガーデニングなどの雑貨を置ける棚が備え付けてありました。

図16

同じ空間に、冷蔵庫とガーデニング用品を持ってくるのは問題です!

ガーデニング用品には、猫の糞がくっついている可能性があります。大腸菌以外にも、トキソプラズマなど、危険な病原体がくっついているかもしれません。トキソプラズマは、妊婦さんが感染すると、死産や脳性麻痺など、重篤な症状を引き起こす可能性があります。この間取りは、病原体が冷蔵庫の食品にくっつく危険性を増やすため、食品を通じて感染を起こしやすくしてしまいます。

トイレの手洗い場が小さく、近くに洗面所もない

おしゃれなトイレで、トイレ内の手洗い場が小さい場合があります。それに加えて、間取りの関係から、近くに洗面所を持ってこれないこともあります。

手洗い場が小さいと、きちんと手が洗えず、病原体を広めてしまう可能性があります!

例えば、お子さんが大きくなり、受験シーズンが到来。そんな矢先に、お父さんが感染症にかかってしまい、トイレが原因で家族にも感染してしまったら…!!

できるなら、トイレの後に手をしっかり洗える場所は確保した方がいいです。

 キッチンとトイレの位置が近い

たまに、キッチンとトイレが、とても近い間取りがあります。

ノロウイルスは空気に乗って感染することができるので、料理にくっついて感染を起こす可能性があります!キッチンと廊下の間にドアがない場合は、さらに感染のリスクを高めます。

できるなら、キッチンとトイレの場所は離した方がいいです。

少しの心がけで、感染症のリスクを減らせます

  • 冷蔵庫(きれいな食品)とガーデニング用品(土に汚れた物)は、一緒の空間に収納しない
  • トイレの後に、しっかり手が洗える場所を確保する
  • キッチンとトイレの場所は離す

病原体は、あらゆる方法で人間に感染します。妊婦さんや小さいお子さんの場合、重症化してしまう可能性もあります。

そうかもしれないけど、他に優先すべき事はたくさんあるし!という声もあると思います。

そんなときは、例えば裏口スペースは、冷蔵庫だけはキッチンに置けるように したり、トイレの手洗い場が小さければ、せめてハンドソープを置ける場所を確保したり するだけでも、感染のリスクを減らすことができます!

規模の大きい給食センターなどは、土の付いた野菜は下処理室で水洗い・皮むきをし、その後キッチンに移動させて初めてカットするなど、汚染した物ときれいな食品を空間によって分けています。こういった場所では、調理員専用のトイレを、離れた場所に確保しています。

これは極端な例ですが、もし可能なら、感染が起こりにくい間取りを心掛けてみることをおススメします。少しの心掛けで、家族の健康を守れるかもしれませんから♪

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