タイミング法でかすりもしないので、人工授精に進みたい!お医者さんにそう伝えよう!と思って病院に行った、タイミング法半年目の日記です。
でも、話は意外な方向に進んでいきました。最終的に(検査で分かる限りの)不妊の原因が判明しました。
アラサー不妊治療ブログ 妊活16か月目
タイミング法で授からない。何回まで続けるの!?
今月の治療です。
日付 | 生理周期 | 診察内容 | 診察費用 |
H27.10.22(木) | 低温期1日目 | 問診 | 1130円 |
費用は、「約1130円」でした。内、750円が紹介状費用です。
H27.10.22(木)低温期1日目
生理が来たので、病院に行きました。
タイミング法5回で授からない。妊活一年半かすりもしない。もう次のステップ「人工授精」に進んでいいでしょ?このままタイミング法を続けても、可能性低いでしょ!そう思いながら、診察室に入っていきました。
人工授精したいって言ってやる。。
医者「旦那さん、きちんと検査しました?」
…はい?(・◇・)診察室入るなり、何事ですか。何で旦那なの??
私「はい、ちゃんと検査しました!ほら、この結果の通り、基準値はクリアしています!!」
医者「それって、前の婦人科で検査した結果ですよね?きちんとした検査機関で検査してください。」
…基準値クリアしていたのに、調べ直せってこと!?
医者「そして、あなたも卵管造影検査を受けていないですよね?きちんと受けてください。今月は検査の月にしましょう。治療は一旦お休みですね。」
いや、卵管通水検査なら問題なかったんだけど。でも、もはや反論する元気はない。
医者「子宮内で精子の動きが止まってしまう病気もありますから。この病院では卵管造影検査はできないので、大学病院(総合病院)へ紹介状を書きますね。いろいろ詳しく調べてきてください。」
いや、フーナーテストも問題なかったんだけど。そして、反論する元気はない。
話を一旦整理します。
私は半年前にこの病院に転院して、タイミング法を5回行いました。結果、全てリセット。
前の婦人科で検査をして、特に大きな病気はなしと診断されました。ただ、黄体機能不全と潜在性高プロラクチン血漿だったので、5か月間合わせて治療をしていました。
- 黄体機能不全→ 高温期が9日以下で、体温の立ち上がりが悪い。高温期のホルモン値に問題はなし。
- 潜在性高プロラクチン血漿→ 病院によっては、薬も出されない程度(軽度)
そして、タイミング法から半年目の今日、重要検査項目が再検査になりました(精液検査・卵管造影検査)。
この状況から推測すると。
黄体機能不全や潜在性高プロラクチン血漿で、ここまで治療して結果が出ないのはおかしいんでしょうね。黄体機能不全や潜在性高プロラクチン血漿は、妊娠しにくいだけで、妊娠可能な病気だと思います。
でも、私は妊娠しない。じゃあ、別のところに問題があるんでしょ!ということで、今回再検査になったようです。
人工授精どころじゃなくなってしまった。。
医者「旦那さんは、泌尿器科で検査してもらってください。あなたは、この紹介状を持って、大学病院に行ってくださいね。えっと……担当医は木曜日なので、間違えずに。」
私「分かりました…。」
ここの病院も、治療方針に不満はないです。ここで検査が入るのも納得、むしろ有難い。ただ、説明不足なのが不満なだけ。今後どうなってしまうんだろう。。
不妊症の原因は、男性不妊らしい
この流れで、検査結果・不妊の原因をお話しします。
その後、精液検査と卵管造影検査をしました。その結果、私は問題なしでした。一方、旦那は泌尿器科の検査でも再検査、大学病院で詳細検査を受けて、男性不妊と診断されました。
よって、検査で分かる限りの不妊の原因は、男性不妊になります。検査の話は重要なので、詳細は別ブログで書きたいと思います。
以下、精液検査の結果です。
- ホルモン値に異常なし。精索静脈瘤なし。原因不明の、精子無力症。
婦人科結果 | 泌尿器科結果 | 泌尿器科下限基準値 | WTO下限基準値 | 40歳未満男性の一般データ | |
濃度 | 3920万/ml | 2400万/ml | 2000万/ml 以上 | 1500万/ml 以上 | 平均7600万/ml |
運動率 | 40.3% ~57.0% | 10~40% | 50% 以上 | 40% 以上 | 平均57% |
(データ出典:一般財団法人日本生殖学会)
特に、運動率が重要だそうです(元気な1匹が受精すればよい)。
婦人科では「WTO基準値より上だから大丈夫ですよ」と言われて、安心していました。
でも、泌尿器科で検査し直したら、結果が悪くなっていました。
大学病院の先生が言われるには、検査機関の誤差範囲とのことです。
いろいろ、男性不妊の本を読みました。その情報によると、
- 妊娠しやすいのは、精子濃度4000万/ml、運動率50%以上。
- 精子濃度6000万/ml、運動率60%以上なら、男性側に問題はないでしょう。
- 濃度が悪くなくても運動率がやや低めの場合、(総運動精子数は正常なのに)なかなか妊娠しないことがよくあるので注意。直進する精子が少ないなど、質が悪い可能性あり。
- 基本データが良くない場合は、補助生殖医療が必要になることも多い。
思い返してみると、婦人科でも「ちょっと運動率低いかな。でも、もう一度検査したら基準値あったから、大丈夫ですよ!」って感じでした。もともと運動率が低めなんだろうな…。
ただし、精子の状態は、時期によっても変わりやすいので、そのせいかもしれません。
治療薬も飲み始めましたし、今後回復して、自然妊娠もできるかもしれません。「正常な人だって、たまには悪い時あるんだから!今後よくなることもあるでしょ。」っていう言葉もよく聞きます。
ただ、精子ができるまで74日かかります。ということは、治療薬を飲んで効果が出るのは、約3か月後になります。
先日、人工授精1回目をしましたが、精子を処理しても、運動率30%(処理前は20%)でした。
医者「運動率30%だと、体外受精でも難しいかもしれませんね。あなたが若くなければ(私は30歳)、ステップアップを勧めていますよ。」
と言われました。人工授精の成功確率も、10%前後らしいです。人工授精は成功率が低いので、5~10回で体外受精にステップアップ、精子の状態が悪い時は、いきなり体外受精、顕微鏡受精にステップアップした方がいいかもと言われています。
★人工授精は、精子濃度が1000万/ml以下、運動率40~50%以下の場合、極端に成功率が下がるそうです。
今の私は、
- 薬を飲み始めて3か月たっていないし、精子の運動率が回復するのを祈って、人工授精中
- 様子を見ながら、体外受精か顕微鏡受精にステップアップ予定
という状況です。
正直、体外受精ですら望みの低い運動率じゃ、いくらタイミング法してもダメなわけだよ…と思いました。(私に検査で分からない原因があるのかもしれないけど)
もし、精子濃度6000万/ml、運動率60%以上じゃない場合、男性不妊も否定しきれないかもしれません。
特に、男性不妊のメジャーな病気「精索静脈瘤」だと、毎回の検査結果が大きく異なる傾向があるそうです。
一つの参考にしていただけたらと思います(>_<)
注)この治療情報全てを鵜呑みにしないでください。一人ひとり状況も違うので、全てが当てはまるとは限りません。こんなこともあるんだな…でお願いします。
★その後、不妊治療の末に、妊娠しました。「私が妊娠するまでの経過」はこちら(2017.9.25追記)↓↓↓
夫に不妊治療に協力してほしい!おすすめ本をご紹介。
図書館で借りた本の中に、すごくいい妊活本がありました!少しお話させてください^^
●妊活カップルのためのオトコ学
著者:小堀善友 イラスト&対談:吉田潮 発行所:株式会社メディカルトリビューン
こんな方におすすめ!
- 旦那が妊活に協力的じゃない。何考えているの?どうすればいいの??
- EDとか、射精障害で悩んでいる
- 男性不妊の旦那に、基礎知識をつけて欲しい
射精障害を専門にする先生が書いた本です。男性の心と体について、全般的に解説しています。
何がいいって…先生の笑いのセンス抜群!不妊治療体験者のライター・イラストさんもグッドですね。すごく読みやすい☆
旦那「マジうけるわ~!イラストコラムとか、すげー気持ち分かる!まぁ精子の基本的なことは分かったよ。俺は射精障害じゃないから半分くらい関係なかったけど。でも面白いから全部読んじゃった。旦那の非協力的な態度Q&Aとか、読んでて気持ちが分かるから、得るものはあるんじゃない?」
らしいです。なんでゲラゲラ笑い転げながら読んでるのか分からないけど(そんなに!?)、そこが男女の差なんだろうな。オトコ心は分からん。
見かけたらぜひぜひ♪
<参考>男性不妊 著者:石川智基 発行所:株式会社幻冬舎 ←こっちは重度の男性不妊向け。難しいからちょっと微妙。でも、情報は充実しています!
コメントを残す