体外受精にステップアップして、「アンタゴニスト」を行うことになりました。
今回は、体外受精1回目、「生理1日目の問診~hCGを打つまで」のブログです。
採卵以降は、後日まとめる予定です。(書ききれなかった><)
目次
アラサー不妊治療ブログ 妊活24か月目 第二弾
【セントマザー産婦人科医院】アンタゴニスト法の流れ・スケジュール
~これまでの流れ~
- 前周期は、卵巣の腫れがあったので、ピルを飲んでホルモン治療をしました
- ピルの影響で、ホルモン値(E2、FSH、LH)が低い状態でした(生理1日目)
- 30歳ですが、低AMHで、30代半ばの卵巣年齢と言われました
そして、今周期は「アンタゴニスト」をすることになりました。体外受精1回目です!
[aside type=”normal”] アンタゴニストアンタゴニストを使って排卵抑制をする卵巣刺激法。ショート法やロング法と違い、アゴニストは使わない。[/aside]
病院で説明を受けた紙を、アップします。
- hMG(300単位2日、150単位3日)、セロフェン(クロミッドと中身は一緒)で排卵誘発
- その後、卵胞の大きさを見ながら、排卵誘発剤を追加したり、アンタゴニストを併用したりする(排卵抑制)
- アンタゴニストは、なるべく朝早い時間に打つ
- 夜21:00~に、hCGを打つ(2日後が採卵日)
誘発剤なんかは人それぞれと思いますが、大まかにはこんな感じのようです。
排卵誘発剤は、人工授精でペン型自己注射をした時、予想外に高額だったので、地元の病院で注射できないかな~と思っていました。でも、地元の病院に問い合わせたら…都合が悪いらしく、注射どころか卵胞モニターすらやってもらえない!
泣く泣く、自己注射をしつつ、セントマザーまで通うことにしました。でも、ペン型に比べて、自己注射金額は安かったです(料金は、最後にまとめて書きますね)。
排卵誘発剤…自己注射が痛い!
自己注射セットは、こんな感じ。生理1日目の問診時に、卵胞モニター前日までのhMGを渡されました。
デイソーhMG自己注射セット
やり方は、ガラス瓶(アンプル)に、hMGを溶かす液とhMGが入っているので、自分で封を開けて溶かして調整。注射器(シリンジ)に液を入れて、お腹に注射…って感じ。
これがコツかな?と思ったのが、
- アンプルは逆さにしてもこぼれないので、液が吸いやすい角度に保つ(無理に吸うと泡が入り、空気抜きに苦労する)
- hMG調整時に、溶解液を一気に入れない(飛び散る)
- 注射するときは、ゆっくり薬液を入れる(早く入れると痛い)
ペン型と違って、針も太いし、量も多いせいか、痛かったです。痺れはないか、血液の逆流がないかも、気にしないといけません。
空気抜き作業で、薬液量が少し減ってしまったけど…頭がいい人たちはそこまで考慮して薬を出しているはずだ!と思い、気にしないことにしました(素人判断)。余った溶解液は流しに捨てました(塩水だから)。
月経3日目から、hMG注射(300単位2日、150単位3日)&セロフェン2錠を飲んで排卵誘発。
2016.7.1(金) 生理周期8日目
院長「小さい。育ちが遅いね。注射を3本追加するから、また4日後に来てください。」
hMG+セロフェンなのに、遅いのですか!うーん…。卵胞の数は、数えられた後、ノーコメントでした。家の地区を聞かれたので、遠方も考慮した上での処方内容かもしれません。また、自己注射の日々です。この日の診察は、2時間かかりました(エコー検査)。
hMG注射(150単位)3日間追加。
あと、実は、基礎体温がおかしくて! 低温期はいつも36.3度付近なのに、今月は36.7度付近…。数日ならまだしも、この1週間、高い体温が続いている。体がおかしいのか!?
医師の回答。「治療前の生理日1日目に、子宮の状態は確認しています。内膜厚や卵巣の腫れなど、問題はありませんでした。気にしなくても大丈夫ですよ。」
安心しました。(変な基礎体温グラフは、こちらのブログで)
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の危険があるらしい。
2016.7.4(月) 生理周期11日目
御木先生「十分育っていますよ。ホルモン値を測定してみて、問題なければ今日、hCGを打ちましょう。ただ…小さい卵胞も含めて、右に12個、左に10個、計22個の卵胞が見られます。育ち過ぎなので、OHSSになるかもしれません。」
OHSS…腹水が貯まったりする病気ですね。35歳以下だったり、痩せている人が、起こりやすいらしいです。私は、30歳でBMI17の痩せ型です。現在、お腹の張りは感じないけど、お腹が痛いなとは思います。「治療を続けると、OHSSになるかもしれないけど、続けていいよね?」という誓約書を渡されました。そんなにヤバいのかぁ!?
てか、アンタゴニスト法でこんなに育つなんて!hMG300単位スタートは、看護師さんが言うには普通らしいですけど。…セロフェン2錠も効いているんじゃないかなぁ?私、1年前にクロミッド1錠で、卵胞5つくらいできたんですよね。FSH75単位で、卵胞4つだったのに。AMH低いのに。分からないですけどね!
看護師「ホルモン値は、LH:9.4、E2:>3000、E2×3:7143でした。上がってきているので、大丈夫ですよ。今日の夜、hCGを自己注射してください。先に今から、アンタゴニストを打って、排卵を抑制しましょう。」
ホルモン値OKで、今日hCGを打つことになりました。あさってが採卵日です。アンタゴニストは、病院で自己注射しました。
看護師「採卵日ですが、6日は採卵の患者さんが多いため、8時ではなく、11時にお越しください。それに伴い、hCGを打つ時間は、今日(4日)の24時になります。あと、卵管内移植への同意をされる場合は、入院道具もお持ちください。まぁ、あなたの場合はOHSSの危険があるので、可能性は低いと思いますが(採卵数が1個などの患者さんが、適応される場合が多いそうです)。この予定だと、移植候補日は9~11日になります。」
採卵時間は、11時になりました。よかったぁ!この病院まで、2時間はかかりますからね…。前泊を覚悟していましたが、避けられそうです。合わせてこの日は、オキナゾールとクロマイという膣座薬を、2日間分処方されました。雑菌を殺す薬です。採卵は、針をぶっさしますからね…。感染を防ぐためでしょうね。
この日は、7時間くらいかかりました(エコー検査、血液検査、採卵に向けた説明)。2時間待ちしながら、次の診察に移っていました。(内容は簡略化して書いています。こんなにスムーズに進んでいません><)
アンタゴニスト注射で排卵抑制。夜に、hCG5000注射。膣座薬使用。
アンタゴニストの費用まとめ(問診~hCGを打つまで)
「合計48530円」でした。
<内訳>
2016.6.24(生理1日目) 合計25640円(税込)
- エコーやホルモン値検査など 7420円
- 自己注射関連(hMG) 13170円
- 飲み薬(セロフェン) 2740円
2016.7.1(生理8日目) 合計7410円(税込)
- エコーなど 1710円
- 自己注射関連(hMG) 5160円
2016.7.4(生理11日目) 合計15480円(税込)
- エコーやホルモン値検査など 4410円
- 自己注射関連(hCG) 630円
- アンタゴニスト注射 8900円
- 膣座薬 400円
全て自費です。アンタゴニストは約2~4本打つそうですが、私は1本でした。1本8900円の注射なので、この本数が多ければ、さらに高くなると思います。
★「アンタゴニストだけでなく、体外受精の総費用が知りたい!」という方はこちら↓↓↓
次は採卵のブログです。そう…私は、過去に培養を仕事にしていたのですが(培養士さんと同じ学部出身)、生物を専攻していない旦那と感覚が違う!と感じたので、次の記事で、うんちくも書かせてもらいます。
[…] 「LH 0.3は低いけど、前回も低かったし。時間がかかるかもしれませんが、やってみますか。」 […]