不妊検査の失敗談と、費用・内容まとめ。20代、不妊の原因は!?

不妊症のスクリーニング検査(不妊検査)を受けたので、情報をまとめてみました。

私の失敗談も含め、参考にしてもらえたらと思います(>_<)

アラサー不妊治療ブログ 妊活半年目

妊娠出来るか、不妊症チェック!内容と費用。

不妊の原因を調べるには、ホルモン値は正常か、卵管は通っているかなど、様々な検査が必要になります。

以下、私が受けた検査と、かかった費用の一覧です。

スケジュール

スクリーニング検査スケジュール(出典:妊娠しやすいカラダづくり

●クラミジア検査 1200円
クラミジアに感染した後、卵管が塞がってしまい、不妊の原因になることがあります。

●超音波検査 1600円
膣から器具を入れて、子宮筋腫などの病気がないか確認します。
また、卵胞の大きさなどを確認し、排卵日を予想します(生理10日目くらいから確認)。

●フーナーテスト 400円
性交の後のおりものを採取して、精子の状態を調べます。
精子の数や運動性、抗精子抗体の可能性(精子を異物として攻撃していないか)をみます。

●排卵検査薬 300円
LHホルモン分泌量をみて、排卵日を特定します。

●高温期ホルモン検査 1800円
高温期に分泌されるホルモンが正常か調べます。異常→黄体機能不全など。

●低温期ホルモン検査 1600円
低温期に分泌されるホルモンが正常か調べます。異常→高プロラクチン血症など。

●LH・RHテスト 7200円
低温期ホルモン検査の、詳細検査です。異常→排卵障害など。
生理2~7日目の間に行います。所要時間1時間。

●TRHテスト 4900円
低温期ホルモン検査の、詳細検査です。異常→潜在性高プロラクチン血症など。
生理2~7日目の間に行います。所要時間30分。

●卵管通水検査(薬代も含む) 2700円
卵管に水を通して、詰りがないか確認します。生理が終わって、排卵日までの間に行います。
卵管造影検査(水の代わりに造影剤を通す)の方が主流(こちらは、薬代込みで5000円でした)。

⇒詳細は、【体験談】卵管造影検査と卵管通水検査で。

●精液検査(婦人科での簡易検査) 400円
精子の量・濃度・運動率を調べます。結果が変わりやすいので、数回検査が必要です。
婦人科は簡易検査のみですが、泌尿器科では詳細検査(精子奇形率、ホルモン検査、触診検査など)も合わせてできます。(精液検査に問題なければやらないかも。)こちらは、トータルで7000円でした。

⇒詳細は、【体験談】男性精液検査の内容まとめで。

注)保険適用後の3割負担金額です。

これに、初診料850円、再診料380円が加わります。金額は大体の目安でお願いします!!

私は、スクリーニング検査とタイミング法(排卵日を特定し、妊娠しやすい日で性交をもつ方法)で、約3万円かかりました

スクリーニング検査とタイミング法の日程

H26.12.17(水) 低温期7日目 問診・クラミジア検査
 H26.12.22(月)  低温期12日目  超音波検査・フーナーテスト
 H26.12.24(水)  低温期14日目  超音波検査
 H26.12.26(金)  低温期16日目  超音波検査・フーナーテスト
 H26.12.27(土)  低温期17日目  超音波検査・フーナーテスト・排卵検査薬
 H26.12.29(月)  低温期19日目  超音波検査・フーナーテスト・排卵検査薬  →30日が排卵日
 H26.1.6(火)  高温期7日目  超音波検査・高温期ホルモン検査
 H26.1.17(土)  低温期6日目  精液検査・低温期ホルモン検査
 H26.1.20(火)  低温期9日目  精液検査(再診)・卵管通水検査
 H27.5.13(水) 低温期3日目 LH・RHテスト
 H27.5.14(木) 低温期4日目  TRHテスト
H27.5.21(木) 低温期11日目 問診

私は、生理周期が26~32日と幅があるので、週4で超音波検査(排卵日特定)をしました。
低温期の詳細検査は、後日、別の病院で受けています。
以上、約3万円の治療スケジュールです。すべて調べるのに、2~3か月かかっています。

そして、、、

●低温期の詳細検査をすぐに受けなかった理由

  1. その他の検査で、目立った異常はなかった
  2. 詳細検査は費用も高く、日程も拘束された
  3. 先生の対応に不満があった

特に3番。先生の対応に不満があったんです!20代後半、妊活半年で、病院に行ったせいでしょうね。
「そのうち妊娠すると思いますよ。この検査まで…します?」
って、毎回毎回聞いてくるんですよ(イラッ)。全然親身になってもらえないし、仕事も忙しかったし、様子見でいいと言われたし、受けませんでした。

●精液検査を婦人科で受けた理由

婦人科の先生に、「ここで精液検査ができる」と言われ、そのまま受けました。

その判断が、後悔の原因に!

潜在性高プロラクチン血症と診断された

妊活から1年たっても授からないので、「低温期の詳細検査」も受けました。
すると、TRHテストで引っかかって、潜在性高プロラクチン血症と診断されました!不妊はこのせい!?

プロラクチン 10.8 ng/mL
 プロラクチン  15分  104.9 ng/mL
 プロラクチン  30分  96.1 ng/mL

潜在性高プロラクチン血症とは、夜間のみプロラクチン分泌が異常に高くなる病気です。
104.9ng/mLという値は、重症じゃないけど、良くはないらしく、カバサールという薬を飲むことになりました。

こんなケースもあるので、検査は一通り受けた方がいいです!!

男性不妊と診断された

妊活から1年半たっても授からないので、「泌尿器科で詳細検査」を受けることになりました。
すると…男性不妊が発覚!

  婦人科結果 泌尿器科結果 泌尿器科下限基準値 WTO下限基準値 40歳未満男性の一般データ
 濃度  3920万/ml  2400万/ml  2000万/ml 以上  1500万/ml 以上  平均7600万/ml 
 運動率   40.3% ~57.0%  10~40%  50% 以上  40% 以上  平均57% 

(データ出典:一般財団法人日本生殖学会

特に、運動率が重要だそうです(元気な1匹が受精すればよい)。

婦人科では「WTO基準値より上だから大丈夫ですよ」と言われて、安心していました。
でも、泌尿器科で検査し直したら、結果が悪くなっていました。
総合病院の先生が言われるには、検査機関の誤差範囲とのことです。
「初めから泌尿器科で検査すれば、今ごろ状況は違っていたかもしれない」と、後悔しました(たらればですが)。

こんなケースもあるので、初めから「泌尿器科」で検査することをおススメします!!

でも、何より重要なのは、1度の検査で決めつけないこと!

精子の状態は、検査機関以外にも、時期によっても変わりやすいから。
特に、男性不妊のメジャーな病気「精索静脈瘤」だと、毎回の検査結果が「大きく異なる」傾向があるそうですよ(旦那もこれを疑われたが、異常なしだった)。

[aside type=”warning”] 同時期に私は「卵管造影検査」を受けさせられました。
異常なしでしたが、重要な検査なので、早めに受けるべきだと思いました(通水は以前受けていた)。[/aside]

不妊症の原因は?

●私 潜在性高プロラクチン血症、黄体機能不全(基礎体温表で、高温期が9日以下) ⇒薬で対応(ただ、不妊の原因にならないくらい軽度らしい)
●旦那 精子の運動率が低い(自然妊娠が厳しいレベル) ⇒薬、人工授精で対応

検査で分かる範囲では、これらが原因のようです。
正直、検査で原因が分かればラッキーで、少しずつステップアップして治療を進めていくのが現実のようです(本人の希望や年齢にもよると思いますが)。

★2017.3.7追記

その後、不妊治療の末に妊娠しました。病院で検査を受けて、約2年後の話です。詳細はこのブログで↓↓↓

不妊治療の末、妊娠した。期間・費用など、総まとめ!

 

 

不妊検査じゃないですが、風疹抗体の検査も、おススメしますよ!

妊娠中、風疹にかかると、子どもに先天性心疾患や難聴などが起こるリスクがあります。
抗体がない場合、予防注射をうった方がいいです。

予防注射の後は、「2か月間」避妊しなきゃいけないですけどね。。

 

★不妊検査の助成金情報はこちら↓↓↓

軽度の治療でも助成金が出た!不妊治療の補助金を申請しました。

★2016.6.25追記

現在、不妊専門病院に転院して、体外受精中です。AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査結果、30代半ばの卵巣年齢ですと言われました。30歳ですが、私に残された時間は僅かです。今まで検査できる病院がなかったのですが、早めに測った方がいいです!検査料は5000円でした。

 

この月は、29日でリセット。妊活半年目もダメでした。

時間軸ぐちゃぐちゃですが、「妊活半年目では、目立った異常なしだった」ということで、続きのブログを読んでくださいね~。

<<前の記事へ     次の記事へ>>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。