人工授精5回目のブログです。ステップアップに向けた準備の流れをまとめました。(超長いです。)
目次
アラサー不妊治療ブログ 妊活22か月目 第三弾
人工授精五回目!転院に向けた準備。
★今月の治療スケジュール
FSH+GnRHアゴニスト AIH ⑤ (排卵誘発剤、夫の精子での人工授精)
生理周期 | 日付 | 診察内容 | 診察費用 | 薬費用 | |
保険適用 | 自己負担 | ||||
3 | H28.5.2(月) | 問診、血液検査、スプレキュア購入 | 2280円 | ― | 3040円 |
7~11 | H28.5.6(金) | フォリスチム75単位(自己注射) | 14480円 | ― | ― |
12 | H28.5.11(水) | 超音波検査、スプレキュア | 220円 | ― | ― |
13 | H28.5.12(木) | 人工授精 | 420円 | 6100円 | 350円 |
17 | H28.5.16(月) | 超音波検査、黄体ホルモン注射 | 350円 | ― | ― |
18 | H28.5.17(火) | 体外受精説明 | 220円 | ― | ― |
21 | H28.5.21(金) | 婦人科紹介状 | 750円 | ― | ― |
費用総額は「28210円」でした。内、6100円が自己負担額です。
2016.5.2(月) 生理周期3日目
~これまでの流れ~
- 精子の運動率40%以下なので、人工授精が有効と判断されました(男性不妊)。
- 人工授精は、濃縮しても精子の状態がいまいちだったり、排卵しない疑惑があったり…。万全じゃありません。(ステップアップのきっかけ)
- 先月のうちに「体外受精&顕微授精の病院候補。(今の病院は顕微授精に対応していない)」を医師に確認しました。
改めて旦那と話し合い、人工授精5回目が失敗した地点で、転院して体外・顕微授精をする方向で進めよう!と決めました。そのために、以下の事を進めてきました。
- 泌尿器科の問診日を、AIH予定日直後に前倒し。(AIH5回分のデータを見せつつ、紹介状を書いてもらう予定)
- 泌尿器科の問診日に合わせて、この病院の体外受精の説明会を予約(念のため)。その足で、保健所で特定不妊治療助成金の申請方法を確認予定。
- 生理周期3日目に、相談の名目で問診予約。(排卵誘発剤と転院の相談)
そこで今回、生理周期3日目に来院しました。転院(顕微授精)について、先生とご相談です。
私「人工授精を4回しましたが、精液検査の結果も、私の結果も、いまいちです。この状態で人工授精を続けるのも不安なので、5回目が失敗した地点で、転院して顕微授精も含めて治療したいと考えています。」
今回、転院を決めた理由は色々あります。詳しくはこちら⇒体外受精の病院選び。
私「最終的な判断は、泌尿器科の問診後にしたいと思いますが…転院する場合、どのような流れになりますか?紹介状は、どのくらいお時間がかかりますか?」
医師「転院先の病院に、患者さんから連絡してください。紹介状はすぐに書けますよ。」
私「17日の泌尿器科問診で、泌尿器科の先生に紹介状を頼もうと考えています。この頃にはAIHも終わっているはずですし、同じタイミングで、婦人科の紹介状もお願いできますか?生理予定日が27日頃なので、28日(土)に転院先の初診を入れたいと思っています。1週間あれば、紹介状もご準備できますよね?」
医師「問題ありません。その予定で行きましょう。」
というわけで、帰宅後にすぐに転院先の病院に、初診予約のメールを入れました。忙しい病院らしく、返信は1~2日おきで、話がまとまったのは1週間後でした。28日(土)は予定が悪いそうで、30日(月)が初診になりました。病院HPに、「体外受精などの高度生殖医療を受ける場合は、月経3日目までの来院がベスト」とあったのですが、2~3日のずれなら問題ないと言われ、一安心でした。
排卵誘発剤フォリスチム75単位+スプレキュア点鼻薬で治療しました。
2016.5.6(金) 生理周期7日目~2016.5.9(月) 生理周期10日目
フォリスチム(rhFSH製剤)75単位を5日間、ペン型自己注射キットで打ちました。
排卵誘発剤の詳細(医師とのやり取りや費用面など)は、こちらのブログにまとめています↓↓↓
2016.5.10(月) 生理周期11日目
育ったのは、大きい卵胞1つ、その他3つで、大きい卵胞1つが排卵予定です。hCGの代わりに、スプレキュア点鼻薬で排卵促進をしました。
なぜスプレキュア点鼻薬を使ったのかは、こちらのブログにまとめています↓↓↓
精液状態は、人工授精に適合範囲。
2016.5.11(火) 生理周期12日目
AIH当日。今月の精液検査結果はこんな感じ。
大学病院下限基準値 | 処理前 | 処理後 | |
量 | ― | 2.5ml | ― |
濃度 | 1000万/ml 以上 | 2800万/ml | 1800万/ml |
運動率 | 50%以上 | 32% | 80% |
医師「運動率32%は悪いですが、濃縮したら80%になったので、人工授精では問題ありませんよ^^」
今月は大丈夫そうです!
2016.5.16(月) 生理周期16日目
排卵済みを確認し、黄体ホルモン注射(オオホルミンテウムデポー)を打ちました。
これで、今月の治療は終了です。今月の基礎体温グラフはこんな感じ。
ガタガタでした…。
泌尿器科の問診。治療方針について再確認。
2016.5.17(火) 生理周期17日目
男性不妊のため、服薬しながら経過観察中です。今月も、人工授精の精液検査の結果を見せに来ました。
私「婦人科の先生には、1回目×(運動率30%)、2回目○、3回目△(低濃度)、4回目△(低濃度)、5回目○と診断されました(濃縮後)。前回の問診で、精子がいい状態で人工授精5回くらいしましょうと提案されましたが、どうでしょうか?」
医師「あと2回くらいは人工授精をする意義はありますね。1回目は無視して、数えるなら4回というところでしょうか。でも、女性の年齢は待ってくれないからね。顕微授精に進む時期も重要ですからね。精液濃度が低いと、妊娠の確率はかなり減りますしね…。」
私「5回目がダメなら、ステップアップしたいと考えているのですが…。」
医師「ステップアップするなら、体外受精と顕微授精、両方できる施設がいいでしょうね。まぁ、体外受精でも受精はすると思いますけどね。」
この言葉で転院の迷いがなくなったので、その場で紹介状を書いてもらいました。以前、「精液状態がいい状態で人工授精5回」と言われましたが、ベストな精液状態になりづらいし、私も排卵しない疑惑が2回起きたためか…人工授精の続行について、強くは言われませんでした。
私の今の状況では(あくまでも、私の場合)、人工授精を続けても、ステップアップしても意義があって、もはや個人の希望次第かもと思いました。
泌尿器科の問診後、「体外受精の説明会」と「特定不妊治療の助成金申請方法(保健所)」をはしごしました。疲れた~。説明会の詳細は、体外受精の病院選びにまとめています!
保健所のお話はこんな感じ。
特定不妊治療助成金。治療前に知っておきたい豆知識!
保健師「初めて助成を受ける年度や、奥様の年齢によって、助成回数が全く変ってきます。早見表でよくご確認くださいね。」
私「2016年から、初回の助成額が30万になったんですよね?」
保健師「その通りです。採卵から胚移植まで、1回治療されたら、まずはその地点でご申請ください。来所される前に、ぜひご一報ください。一通りお電話で確認しましょう!」
何回も治療して持っていくと、書類が煩雑になるんでしょうね。30万の助成分は、一回区切って申請するように言われました。通算○回まで助成ができて、「治療を終了した日の属する年度」内に申請すればいいので、まとめて申請すればいいじゃん♪って思っていたのですが。
保健師「あと、特定不妊治療で入院する場合は、明細表の提出が必要になります。忘れず取得くださいね。」
今の病院は、支払い時に「明細表あり・なし」が選べます。でも、入院時は、「明細表あり」を選ぶのが重要のようです。(採卵のときなど、入院が必要になる場合もあるそうです)危なかったわぁ!
注)私は山口県に住んでいます。助成内容は全国共通ですが、詳細な手続き方法は、各都道府県によって異なる可能性があります。
そして、生理予定日の5月27日、今月は28日でリセットしました。生理周期は順調です!(T_T)
今月の治療のまとめ
- 精液状態○でしたが…ダメでした。
- 紹介状は、泌尿器科はその場で、婦人科は申請の次の日には作成してもらえました。
- 転院先の初診日決めに、1週間くらいかかったので、早めの行動が○です。
- 体外受精の説明会、特定不妊治療助成金申請方法は、かなり勉強になりました。
- 旦那は、17日(泌尿科問診、体外受精説明等)と、30日(転院先初診:精子凍結予定)の2日間、休みを取ってくれました。
- 一般不妊治療の助成金は、4・5月分の治療費を足しても、上限に達しませんでした。今後、人工授精にステップダウンするかもしれないし…少し様子を見たいと思います。
突然ですが、「養子縁組」について考えたことはありますか?
「そこまでする!?」って思った方。「そこまでしたい!」と思ったころには、既に手遅れかもしれません。せめて、以下の事実は、このタイミングで知っておくといいと思います。
- 養子縁組には、自治体が年齢制限を設けている
- 里親登録が前提となる場合があり、その研修が終わるまでに時間がかかる
- すぐに養子候補の子が見つかるとは限らない
年齢的・経済的な問題で治療をあきらめた後、年齢的・経済的な問題で養子縁組もあきらめる可能性があるということです。
私は、ステップアップを機に、(社)あんしん母と子の産婦人科連絡協議会の推薦図書を読みました。
- 子どものいない夫婦のための里親ガイド 吉田菜穂子著 明石書店
- 子どものいない夫婦のための養子縁組ガイド 吉田菜穂子著 明石書店
不妊治療経験者の著者が、治療のつらい心境も含め、養子縁組に必要な情報について詳細に紹介されています。治療していると、妊娠がゴールになってしまいがちですが…その先の、子育てや精神的ケア、地域との関わりといった内容は、とても視野が広がるものでした。今後、治療が成功したとしても、読んで損はないと思います。
正直、私も旦那も、「養子を迎える覚悟があるのか?」と言われたら、言葉につまってしまう状況ですが…。
選択肢を減らさないためには、重要な行動だと思います。自分たち夫婦のためにも、支援が必要な子どもたちのためにも。
本は図書館にありました。ぜひ一読されてみてください。
次は、「体外・顕微授精の病院選び。この病院に決めた理由」のブログです!
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